秋季大会一次予選を週末に控えて、甲子園帰りの二松学舎大附などが最終調整



二松学舎・親富祖凪人君

 東京都では、28日に組み合わせの決まった秋季大会一次ブロック予選が、もうこの週の土曜日から始まる日程となっている。城西大城西は、31日からは学校が始まるという。従って実質、この30日が大会へ向けての最後の実戦練習ということになる。

 この夏に東東京代表として甲子園出場を果たして3回戦まで進出した二松学舎大附は、雨で都合7日間の順延の影響もあって、つい5日前まで甲子園に滞在していた。延長の末に京都国際に敗れると、翌日の25日に帰京した。

 東京に戻ってからは翌日に、3年生は寮の荷物などを整理。そして、27日からやっと新チームとしての正式なスタートということになった。甲子園滞在期間中は、雨とコロナの影響もあって、練習場の確保もなかなか難しかったようだ。

 帰京後は、すぐに新チームをスタートさせなくてはいけないということもあって、市原 勝人監督は「とにかく、落ち着く間もないくらいに慌ただしかった」という。翌日は既に一次予選の抽選会であり、登録選手名簿の提出ということになっていた。だから、そのメンバー選出のために、27日は何とか試合を組んで、出来るだけ多くの選手を起用して、選手の可能性を試していくということになった。「メンバーとして使うかどうかという線上の選手ばかりなので、誰をどう使えるのか、なかなか難しい(苦笑)」というのは本音だろう。実際は、1試合で決められるものではないのだろうけれども、そうせざるを得なかった。

 そして、28日には組み合わせ抽選会である。そうこうしながら29日に、2つ目の試合を組むことが出来た。この日は、同級生でもある城西大城西の山崎 警監督に依頼して、城西大城西が当初から組んでいた大成との試合に、割って入れてもらうという形で急遽変則ダブルという形で組まれた。

 一方、大成の湯山 俊彦監督は、「甲子園帰りの、二松学舎大附さんなどとやらせて戴けるのは、それは有り難いですことです。だけど、予定していた正規の捕手も故障していて出られないし、ちゃんとした試合になるのかという不安もありました」というのも正直なところだったという。

 大成は1、2年生で19人という少人数だ。しかも、2年生は4人しかおらず、そのうち前チームでメンバー入りしていたのは打順としては1、2番を任されていた高橋 壮太郎と横倉 一樹の二遊間のみというところで、確かに選手の層としては非常に厳しいというのは否めない。それでも、先発を任された左腕の宇津木は打たれても、逃げることなく投げ込んでいって、打たれながらも学んだこともいくつかあったであろう。

 また、投手がしっかりとストライクを投げていくことで、二松学舎大附の強力打線の強い打球を生で体験出来ることで、厳しいけれども、守りとしてはこの上ない練習となったことも確かであろう。現実に、シートノックや普段の守備練習では、体験出来ないような打球に遭遇することで、本番での守りへの自信につながっていくこともあるだろう。

 試合としては、7回2安打に無得点に封じ込まれてしまい、13失点となったものの、得られたものは多かったはずだ。強い打球を捕り切れなかったということはあったけれども、大きな失策がなかったことは評価されていいであろう。